アラサー元WEBエンジニアの国内ワーホリ日記

無職?ファーマー?エンジニア?な日々

【考えごと】農業をやりたい20代のWebエンジニアに勧める8つのこと

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神戸ポートタワー。記事とは関係ございません。。)

 

 

Webエンジニアを辞め農業に関わったこの1年を振り返り、感じたことを文章にしてみました。
このやり方、30過ぎたらおすすめできないかもと思ったのでこのタイトルで。

 

1、まずはスキルを確認しよう!

一口にWebエンジニアと言っても会社や業務によって身につくスキルは違いますよね。高校卒業してすぐこの道入ったなら20代でも10年選手だし、大学院出たのならまだ経験が浅かったりと、同じ歳でもいろいろです。

 

とにかく、まずは客観的なスキルの棚卸しをしてみてください。具体的には、転職サイトのエージェントに現状を説明すると良いです。彼らも仕事なので、現状がどうあれ転職を勧められるでしょうが、自分の市場価値が分かるので相談する価値有りです。リクナビNextGreenなんかに登録すると良いと思いますが、自分はリクナビNext経由で何人かのエージェントさんと知り合うことができ、いろんな視点から自分を見ることができました。

 

なぜ農業やるのにスキルの確認を勧めるかというと、実はとてもスキルがあるのに仕事に不満があって、だから農業やりたい!ってパターンだともったいないと思うのと、実際に農業やってみて、それからWEB業界に戻りたい!ってパターンも有りだと思うからです。

 

後者の場合、自分のスキルを把握しておくことで次の転職先を考えるなど、有効な手を打てるんじゃないかと思います。いや、もちろんそのまま農業にドップリはまっていくのも喜ばしいと思いますよ。念のため。ただ、何事もやってみなければ分かりません。自分は回り道するほど人生楽しいんじゃないかと思うタチなので、ちょっと農業やってみよう!って人の背中を押したいです。

 

なので、まずはスキルを確認してください。

 

2、農業に求めるものを考えよう!

農業やってお金が欲しい!ってあなた。せっかく世界共通の仕事であるWEBエンジニアをやっているなら、スキルを磨いて日本を出たほうが良いです。海外のほうが良くも悪くも実力に見合う給料になりやすく、何より労働環境が良いです。デスマ?なら別の会社行くよ!って普通にできそうな雰囲気。会社を辞めることに後ろめたさがない文化ってWEBエンジニアにはとても心強いような。って、自分が知ってるのはインドとオーストラリアだけで、しかも知り合いから聞いた話なので信憑性ないですが、今の状況の農業にお金(というか給与)を求めるのは大変な気がします。
 
農業やるのは自然に関わりたいから!って理由は全然良いと思います。ネットなんか通じない山奥での農作業。真のデジタルデトックスを味わえます(実体験)。会社携帯から解放される喜びをあなたに(実体験)。とか、自然と関係ないこと言ってますが、もちろん緑あふれる環境で仕事ができて、虫や植物、動物と触れ合えます。害虫や雑草、害獣って意味合いが強いけど。
 
 とにかくエンジニアなんか嫌だ!辞めたい!って理由も良いと思います。基本、若者が居ないので、20代はもとより30代でもウェルカムな雰囲気です。ただ、仕事ができない人には厳しいので覚悟してください。一緒に作業してた相方の1人が作業があまりできなくて、農家さんからクビにされた現場を見たことあります。脅すようですが、人件費は決して安くなく、農家さんは言うなら社長ですので、数字にはシビアな方が多いです。優しさと厳しさを兼ね備えてる人が多かった印象です。工数の見積もりは人月でなく人日で考えられるので、実際には人時や人分で作業効率を見られてる気がしました。。
 
 日本の農業を立て直したい!って理由のあなた。良いですね、その気持ち。ぜひ一緒に頑張りたいです。ただ、具体的に何ができるのか、何が問題なのか、まずはいろんな農家さんに会って、一緒に汗を流しながら話をすると良いと思います。例えばTPPの影響も作物により様々で、もともと関税が掛かっていない玉ねぎ農家さんや、割とガッツリ掛かってた酪農家さんなど、それぞれ見えてるものが違ったりして規制が現場に与える影響というのが肌で感じられると思います。
 

 自分は、農業ってものがどんなものか知りたいし、農業をしている人や関わってる人について知りたいと思ったので各地を住み込みで農業する生活を始めました。もちろん、長期で国内旅行したいとか、美味しいもの食べたいとか、綺麗な風景見たいとか、季節ごとに快適な場所で過ごしたいとか、諸々の願望があってだけど。ぶっちゃけ安易です。

 

とにかく、 農業に何を求めるのか、ゆるくでも良いので考えておくと良いと思います。ちなみに、自分の今後についてはこの記事でちょっと考えてます。少しでも参考になったら嬉しいです。

 

3、免許を取ろう!

 運転免許は割と大事です。大型持ってたらさらに良いです。もちろんマニュアルですよ。ちょっとそこの農道を軽トラで走って!って、言われることは普通にあります。なくても大丈夫なところはあるけど、あった方がはかどりますね。トラクターを運転できたらなおオッケーです。まずそこまでは求められないけど。

 

4、体を鍛えよう!

 さすがに筋肉や持久力など体力がものを言う世界です。パソコンより重いものなんて持たないだろうWEBエンジニアには、いきなりの力仕事はちょっと大変かもです。とはいえ、野菜の選別や封入など繊細な仕事もあるので、手先の器用さが重宝することもあります。とにかく、筋トレしておけば間違いないでしょうね。使うのは腕や腰など上半身メインですが、下半身も大事です。自分は筋肉ないので、農業についても作業ができるほうではなかったです。本当に人並みでした。大根抜きだけは早くて誉められたけど。

 

5、農業アルバイトを探そう!

実際に働く場所を探しましょう。自分はよく農業求人サイト|農家のおしごとナビで探してました。利用したことないですが、農業求人なら第一次産業ネット|農業、林業、漁業の就職・転職サイトも良さそうです。有機栽培に興味があるならWWOOF ジャパンも良いですよ。お金にはなりませんが、食と住を提供してもらえます。また、働きたい場所が決まってるならその地方の農協サイトを見るのも良いですね。

 

6、現地で友達を増やそう!

農業は繁農期に人手が必要になるので、同じ時期、同じ作業をする人がたくさん集まります。数ヶ月のスパンで仕事をする場合は、だいたい同僚と生活をともにします。いろんな背景を持つひとが全国から集まるので、面白い話が聞けます。是非友達になってみてください。世界を旅していた人はたくさん居ましたし、実は元SEな人とかも居ました。20代後半が多かった印象です。長く作業ができれば農家さんとも仲良くなれますが、一緒に作業するメンバーとは公私ともに長く居ることになるのですぐ仲良くなれると思います。
 

7、英語を覚えよう!

  WWOOFで一緒に仕事をした同僚は外国人でしたし、海外で農業バイトをしてた人は当然英語ができたりして、農業は英語がしゃべれる人が思った以上に多いと感じました。WEB系の話は海外が先行してリリースされるので、Webエンジニアには英語に馴染みがある人が多いと思いますが、せっかくなら話せるようにすると色々と面白そうです。WWOOFで仲良くなった同僚の国へ遊びに行くとか、次は海外で農業バイトを、とかその次も考えられそうです。
 

8、ブログを書こう! 

あまり書いてない自分が言うのもなんだけど、元WEBエンジニアで農業に関わってる人って少ないと思うので、是非ブログに書いて情報発信してみてほしいです。WEBと農業についての考察とか書いてもらえたらかなり興味あります。是非ご一考のほどを。