アラサー元WEBエンジニアの国内ワーホリ日記

無職?ファーマー?エンジニア?な日々

【WWOOF】2週間ほどファームステイしてました

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ボリジの花。このまま食べられます。

WWOOFでホストをされてる有機農家さんのところへ2週間ほどごやっかいになってました。

WWOOF(ウーフ)とは?

「食事・宿泊場所」と「力」を交換するしくみです。


自分が持っているものをあげ、持っていないものをもらう、というとてもシンプルなしくみです。その関係に、お金のやりとりは一切ありません。

「食事・宿泊場所」を提供する側をホストといい、「力」を提供する側をウーファーといいます。
単なる交換ではなく、WWOOFではホストとウーファーとの温かなコミュニケーションを大切にしています。

 

ホスト
WWOOF登録し、食事と宿泊場所を提供する側。受入先。有機農家のほかに、持続可能な生き方に取り組む自然体験学校、農家民宿農家レストランなど、地に足のついた生活を営み、多種多様な人たちを受け入れる温かな気持ちを持つところ。

ウーファー
WWOOFer: WWOOF登録し、WWOOF体験する人。「力」を提供する人。ホストを助ける人。旅人。学習者。ホストの家族や親戚のような友達。*ウーファーは、労働者・従業員ではありません。

WWOOFする
WWOOFの登録をして、WWOOFの活動をすること。ウーファーがホストで手伝い、生活すること。

 出展:http://www.wwoofjapan.com/main/index.php?lang=jp&Itemid=642

 

国際的な取り組みなため、海外からウーファーがこの制度で日本に遊びに来ていたりします。

自分は農業ボランティアとして向かったのですが、たまたまウーファーも募集されてるホストさんだったので、なんちゃってウーファーとしてファームステイしてました。

 

ウーファーだったころ

実は数年前、ウーファー登録していた時期がありました。が、結局仕事で行ける時間が取れず、WWOOFで何かしたということはありません。。ちなみに、年間登録料は5,500円です(2015/7/25現在)。

もったいなかったと思っていたので、今回ほぼウーファーとしてファームステイできて、とてもありがたかったです。

 

どうしてWWOOFをしたかったのか?

海外に行って外国人と仲良くなるのも良いですが、同じように日本に来ている外国人と仲良くなれる機会はないかと調べていて、そのときに知ったのがWWOOFという制度でした。

今回は、日本に来ているウーファーや、受け入れているホストの方に話を聞きたいと思ったためと、有機農業について学べたらと思い行ってきました(そもそも、行くまで有機農業がどんなものか知らなかったですが。。)。 

 

感想

  • ホストのご家族(ご夫婦や小さいこどもたち)と海外から来たウーファー2人と生活してました。食事や寝床もろもろ、すべてウーファーと同じように提供していただいて、特に伝統的な日本の生活(薪を使ったそばの釜茹でやお風呂など)を体験できて楽しかったです。

  • 今回一緒になったウーファーはアジアやヨーロッパから来ていました。日本に興味があって来ているため、共通の話題が多く話しやすかったです。2人ともブックオフが好きで、一度ホストの方に連れて行ってもらったときはすごく喜んでました。1冊108円は魅力的だそうです^^;

  • ホストのご家族やウーファーみんなで食卓を囲ってましたが、いつも英語や日本語が飛び交う国際的な場になってました。よくホストの方に通訳してもらってましたが、やっぱり英語を、とくにリスニングをもっと勉強すれば良かったと思いました。ウーファーは2人とも日本人的英語を分かってくれていて、なんとか言いたいことが通じていた(はず)ので、これには助かりました。。

  • 有機農業ということで、農薬や化学肥料を使わない農業について作業をしながら教えてもらいました。ズッキーニやスナップエンドウ、大豆やトマトやきゅうりなどいろんな品目を育てられていて勉強になりました。冒頭のボリジもその1つです。日に日に育っていく作物を見るのはやっぱり楽しいですね。

  • ホストの家庭の子どもたちがウーファーに遊んでもらっていて、WWOOFという制度は教育的にもすごく良いなと感じました。英語が身近になるし、いろんな国の人の話を直接聞けるのは贅沢だなぁと。「自分が旅行しなくてもウーファーたちの話を聞いていると旅行した気分になれて楽しい」とホストの方もおっしゃっていて、旅行するのも旅行者を受け入れるのもどちらも似た面白さがあるのかもと思いました。

そんなこんなで2週間のファームステイでした。別れが寂しくもありましたが、次は北海道へ3ヶ月ほど行く予定なので(こっちは農業バイト)、頑張ろうと思います!

 

【スマート・テロワール】「日仏シンポジウム 『日仏「美しい村」運動に見る地域振興』」に参加しました

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(参加前に寄った山頭火新宿南口店)
しおらーめん食べました。おいしかった。。
 

日仏「美しい村」シンポジウム

↑ こちらがイベントの要項ですが、


当日の内容については、
waiwai.tamaliver.jp

 ↑こちらや

tuesgenial.exblog.jp

↑こちらがとても詳しいです。

個人的には、以前読んでると書いた(あ、感想書けてない、、)「スマート・テロワール」の著者、元カルビー社長の松雄雅彦氏の考えを直接伺える点が気になり参加してきました。
スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換

スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換

 

 

感想

  • まず思ったのは、白髪の紳士・淑女の方が多いこと多いこと。地域振興がテーマですが、主力を担う若者が少ない点が気になりました。パッと見、20代は10人も居なかったような。。
  • といっても、月曜日の午後6時開催ということで、普通のサラリーマンにその日出席してくれと言うのは割と酷な気がしないでもなかったです。実際、面白く貴重な話が聞けたので、主催者の方はそのあたり事情を汲んで頂けたらもっと若い人も来れたのではと思いました。
  • フランスの農村部ではこの「美しい村」という運動によって「過疎化」が死語になったというほど成功を収めたようです。ただ、日本の「美しい村」認定された農村は依然として過疎化が止められず、残念な状態みたいです。
  • 都会に出て行った女性が男性と出会い子供を産んで、残念ながら男性と別れてしまう。そこまでの流れは日仏変わりなく、その後が異なるということでした。
  • フランスは農村に帰って子育てできるけど、日本は働く場所が無いため帰れない。そのため、都会に出てシングルになった多くの女性は風俗で働いている現状があるということでした。
  • 話が変わりますが、宮古島はその点、シングルになった女性が実家に帰り、両親と子育てをする家庭が普通にあると聞いたので(ある友人の甥は宮古島のシングルマザーと結婚してたりします)、「美しい村」が求める要素を備えているのかなと思いました。
  • ただ、宮古島への移住者はそれなりに居るという話ですが、こっちはリタイア組(高齢者)が多いので子供は減っていて人口は減少傾向みたいですが。。
  • 「スマート・テロワール」では、地域で取れた食品の加工場をその地域に作ることが鍵を握るということでした。シングルになった女性もそこで働くことができ、農村へ帰れる環境を作れるのであれば、少子高齢化の解決策として悪くないのではと思ったりします。
  • また、仕事をお金を儲けるための「かせぎ」と生活するための「つとめ」の2つに分類し、都市部では「かせぎ」を、農村部では「つとめ」を重視することで円滑な経済活動が可能になるという話が書かれていて、それについての言及もあり興味深いお話を聞くことができました。
  • フランスの「美しい村」であるゴルド村は、お金持ちを対象とした5つ星ホテルだけでなく、お金をそれほど持たない人でも滞在できるホテルも作るようにしているようです。
  • その理由は、所得に関係なく多くの人に訪れてもらい村を知ってもらうことにあり、決して観光によるお金儲けだけを目指しているわけではないということでした。
  • 海外では何週間、もしくは何ヶ月もの長期休暇を取る文化があり、それを活用して村の人と長く触れ合い交流を持ってもらうことで互いにメリットを享受するという観点は羨ましいと思いました。
  • 今の自分みたいに働かずにフラフラしている状況ならそんなことも可能ですが、一度働き始めると二度とそのような長期旅行はできない人が多いと思うので、このような文化に日本も変えていければ人の交流が進んで面白いことが起きるのではと思ったりしました。
  • あとは、美瑛村の紹介ビデオが綺麗でした。パッチワークの丘は一度行ってみたいな。

 

他にもいろいろと感じたことはありますが、ひとまずこのあたりで。。
 

【アクアポニックス】アクアポニックス交流会(vol.2)に参加しました!

https://instagram.com/p/4JAbWVD0Ap/

 

以前から興味のあった”アクアポニックス”の交流会が横浜で開かれるということで参加してきました!(画像は上京ついでに浅草で撮ったものです、、)

 

アクアポニックスとは?

アクアポニックスという言葉は、水産養殖(Aquaculture)と水栽培(Hydroponics)という二つの言葉から出来上がった単語です。水産養殖と水栽培それぞれの属性を共有し、個々で持ち合わせている機能よりはるかに多くの発展があります。アクアポニックスとは、水産養殖と水栽培を組み合わせた合理的で独特な栽培方法です。

出展:日本アクアポニックス

 

ざっくり言うと、魚のフンを植物が養分として吸収し浄化することで水質を一定の状態に保ち、魚と植物を互いにwin-winな生態系の中で飼育しようというものです。
 

ouchisaien.com

 (こちらの説明がとても詳しいです)

 

その交流会が前回に引き続き行われるということで参加しました。ちなみに自分は初参加でした。

今回は、主催者である「おうち菜園」の江里さんが、アメリカの家庭用アクアポニックスである「アクアスプラウト」を開発されたジャックさんを招待されていて、ジャックさんを迎えての話し合いとなりました。


感想

・参加者は10名ほど。高校生やWeb編集者、実業家など様々な方が参加され、興味を持たれている方の幅広さに驚きました。

 

・アクアポニックスの目的について、鑑賞用や植物の栽培、魚の育成、街の緑化や自給自足の手段としてなど、利用しようとしているシチュエーションが人それぞれで興味深かったです。

 

・「アクアスプラウト」についてはジャックさんが英語で説明し、江里さんが通訳していましたが、参加者の半分ほどはジャックさんの英語をそのまま聞けていて驚きました。こういう時のためにも、ちゃんとリスニングを勉強しておこうと思いました(T_T)

 

・アクアポニックスを個人で自作された方から作成方法や苦労話が聞けました。エビが産んだ卵がポンプに詰まって勢いが落ちちゃって。。など、実際にやってみないと分からない話が聞けて面白かったです(^_^;)

 

数年前に一度「アクアポニックスを家で作ろう!」と思ったものの手付かずで、ずるずると過ごしてしまいましたが、あらためて作ってみようと気合が入りました。


まずは材料を調達しようと思います!

【まとめ】約2ヶ月間の宮古島生活を終えて

https://instagram.com/p/3uwFZHD0Iy/

宮古空港の「あらかたシーサー」。デカイです。宮古島を出るとき撮った写真です。

ということで帰宅しました。良い機会なので宮古島での日々を振り返ってみます。

 

1.日々の生活

ずっと1つのゲストハウスで寝起きしてました。葉タバコ農家さんでバイト中なメンバーが多く、常時10人以上での共同生活でした。仕事柄早起きする必要があり、ドミトリーで朝5時に一斉に目覚ましが鳴る毎日。もちろん、普通の旅行者も宿泊するため、今思うと朝は驚かれたかも。。(^^;また、使えるシャワーや洗濯機に限りがあり、雨降りのときはみんなが使うため待ちになるなど結構ツラカッタです・・・。

 

とにかく、海や空、緑が綺麗で休みの日はよく外をぶらついてました。

usi33.hatenablog.com

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2.出会った人々

そんな生活で出会えた人も変わった人が多く、自転車で日本一週中のチャリダーや身を寄せるお寺を探し中のお坊さん、お酒を原料作りから学びに来た脱サラリーマンや高校卒業したてのラガーマン、楽器職人や帰国子女など、年齢や背景がさまざまで、バラエティに富んだメンバーが集まっていました。また、葉タバコの農家さんとも懇意にさせていただけて、短い間でしたが多くの話が聞けて有意義な日々でした。

 

 3.農業について考えたこと

普段は葉タバコの収穫や管理作業をしていてこんな感じで進み、

usi33.hatenablog.com

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台風が来たことで終わってしまいましたが、、

usi33.hatenablog.com

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本格的に農業に関わったのは初めてで、何から何まで新鮮な毎日でした。

 

今さらですが、今回の国内ワーホリは、「1.仕事として農作業を経験する」、「2.農業を主とした生活を経験する」、「3.農業へのITの活用方法を考える」の3つの理由から始めました。実際とても学べたことが多く、今後自分が何をしていきたいかが少し見えた気がします。農家さん同士の連携、農作業中のメンバー間の情報共有、畑や畝の状態把握や予想など、、ITを使って解決できそうな課題がいくつか見えてきたので、「こんなのどうですか?」といったデモができるように道具を揃えていけたらと思ってます。なるべく安価に。。

 

なので、やることや勉強することが山積みですが、とにかく経験が大事と思うので、また新しい農家さんの下へ旅立つつもりです。そんな感じで、基本的には今後も日本各地で農業をやりながら生活するスタイルで考えてます。

 

仕事を辞めた時は期待や不安がありましたが、今は期待が大きく今後が楽しみです(^_^)

宮古島での最後の観光

https://instagram.com/p/3sL8nvD0O_/

 

博愛わいわいビーチ。近くに無料のシャワーがありオススメです!

 

仕事もひと段落したので

まだ行っていない観光地を巡ってみました。振り返ってみたら海ばかり行ってますが、天気のよい日は本当に綺麗でずっと見ていられます。

 

西浜崎のビーチ

https://instagram.com/p/3hzdKHD0Lf/

 

那覇湾を構成する岬がこの西浜崎です。

 

那覇湾は独自の生態系を持ちラムサール条約に指定されているようです(詳しくはこちら)。近くに居ると潮の満ち干きに応じてプチプチと泡が弾ける音が聞こえます。干潮と満潮で景色がガラリと変わって面白いです。

 

新城(あらぐすく)海岸

https://instagram.com/p/3sTGzHD0Lg/

2度目のあらぐすく。前回は曇っていて綺麗に撮れなかったのでもう一度行ってきました。今回は見事に晴れていて、透き通った水が何とも綺麗でした。

 

東平安名崎

https://instagram.com/p/3sUrRbD0OH/

宮古島の一番東にある岬。宮古の方言で「あがりぴゃうなざき」とも呼ぶそうです。

 

周囲を見回してみたのがこの動画です。ゴロゴロした岩や途中にある保良漁港が景色にマッチしていて好きです。

 

 イムギャーマリンガーデン

https://instagram.com/p/3sda45j0Lj/

エメラルドブルーと鮮やかな緑がとても綺麗な場所です。遊歩道が有り、写真はその先の展望台から撮影したものです。波が穏やかで家族連れで泳ぐのに良いかもです。

 

冒頭のわいわいビーチもですが、宮古島は泳げる浜辺がたくさんありどこも美しい景観が広がっているので、観光と水泳の両方を楽しんでいただけたらと思います!

最後の仕事

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裸になった畝たち

 

ということで、収穫も終わり最後にマルチ(畝を覆っている黒いビニール)をはがす作業をしてます。

 

結局のところ

状態が良くない畑は収穫を見送ったため、全ての畑での収穫は出来ませんでした。一番品質が良い「本葉」の部分がほぼ手つかずの状態で台風が来たので、何とも残念です。。

 

思うところ

この2ヶ月畑作業を行ってきましたが、タバコが日々成長していく様を見るのはとても楽しく、よく管理できた所は綺麗に育ってくれるのが嬉しかったです。だからこそ、台風が来なかった場合にどうなったか。。見てみたかったです(´・_・`)なので、来年再チャレンジするのも悪くないかなとも思ったりしてます^_^;

 

 

ということで、葉タバコのバイトに関しては以上です。

実はエンジニア的なことも挑戦してましたが、今回はお蔵入りになりました・・。台風に全て持って行かれました(・_・;

 

なんだかんだで、次はどこで何しようかな。宮古ブルーな海を見ながら考えてみます。

台風の影響 その2

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少し前の地元新聞の一面です。葉タバコの被害について書いてあります。

被害額

宮古島だけで被害額は約20億円を超えるようです。

台風後の作業

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こんな感じで、残った全ての葉を収穫しています。時が経つほど枯れていくのでスピード勝負です。「状況によっては畑ごと収穫を諦める所が出るかも」とのことなので、気合入れて多く収穫出来るよう頑張ってます^_^;


ということで、当初は6月下旬までの予定でしたが早めに終了しそうです。楽しく作業させて頂いていて何かと心残りが有りますが、最後まで頑張ります!